暮らし2580字最終更新 2026-09-26

相模原市のハザードマップ|家探しで住所ごとに確認する手順

洪水・内水・土砂の3種類を住所で確認。相模川の区域図の訂正情報、避難経路、不動産会社へ聞く項目を、相模原市と神奈川県の公式資料から整理します。

相模リス:相模原移住ナビの街歩き案内役
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相模原の家探し。ハザードマップの見方。住所と、毎日通る道を確認。暮らしのイメージイラスト。
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相模原市で物件を比較するときは、「駅から何分か」と一緒にその住所と毎日通る道の災害リスクも調べておきましょう。洪水の地図だけでは、内水による浸水や土砂災害まで確認したことにはなりません。

この記事は、賃貸・購入前の情報収集に使うガイドです。土地や建物の安全性を判定するものではなく、公式の地図を開いて、家族や不動産会社へ質問する項目を整理します。公式情報の確認日:2026年9月26日。

洪水は河川の氾濫、内水は雨水の排水が追いつかないことによる浸水、土砂は崖や斜面の危険を、それぞれの地図で確認する図。図を拡大する(別タブ) ↗
異なる災害の地図を、住所と生活経路に重ねて確認。 施設・風景はイメージイラストです。
図の内容をテキストで読む

洪水の地図では河川の氾濫、内水の地図では雨水の排水が追いつかないことによる浸水、土砂の地図では崖や斜面の危険を確認します。自宅候補の住所だけでなく、通学や送迎など毎日通る道も確認しましょう。実際の区域・凡例・更新日は市や県の最新の地図で確認してください。この図は地図の種類を説明する模式図で、実際の危険区域や避難経路を示す地図ではありません。

最初に知っておきたい地図の訂正情報

市は、相模川の「家屋倒壊等氾濫想定区域(氾濫流)」に過大設定の誤りがあり、神奈川県が2025年12月25日に区域図を修正したと案内しています。市のハザードマップは今後修正予定とされているため、該当区域を調べる場合は県の資料も確認してください。

これは「洪水リスクがなくなった」という意味ではありません。市の案内では、家屋倒壊等氾濫想定区域以外の記載には影響がないとされています。保存した古い地図だけで判断せず、市の注意事項から県の洪水浸水想定区域図へ進み、対象河川・図の種類を確認しましょう。

確認する地図は3種類

地図確かめたいこと
洪水ハザードマップ河川の氾濫による浸水想定や家屋倒壊等氾濫想定区域
浸水(内水)ハザードマップ雨水を排水しきれない場合などの浸水想定
土砂災害ハザードマップ土砂災害警戒区域・特別警戒区域など

入口は相模原市「防災に関する各種マップ」です。全体を見渡す地図と、詳しい区域を確かめる個別の地図を使い分けます。

市の内水ハザードマップは、2008年に記録した1時間96.5ミリと同じ雨が市内全域に同時に降った場合を想定しています。市は、細かな地点を正確に判定するものというより、目安として活用するよう案内しています。色がない場所を「どんな雨でも浸水しない場所」と読むことはできません。

出典:浸水(内水)ハザードマップ。

候補物件ごとに、同じ順番で調べる

1.住所を建物の位置まで確認する

物件広告の駅名や町名だけで比較を終えず、番地と建物の位置を確認します。住所が未公開の物件は、不動産会社から確認できる段階で調べましょう。

同じ町名でも、建物の位置と地図上の区域の関係は一律ではありません。「緑区だから」「駅前だから」と大きなくくりで結論を出さず、候補物件A・Bのメモを分けて残します。

2.洪水・内水・土砂を一つずつ確認する

表示を重ねすぎて凡例を取り違えないよう、どの情報を見ているかを確かめながら読みます。浸水の色だけでなく、想定している雨、対象の河川、図の作成・更新時点も確認してください。

市の総合マップは区域や施設の実際の形状と異なる可能性があり、詳しい情報は個別マップを見るよう案内されています。区域の境界に近い、地図の縮尺では判別できない、県と市の図が違って見える場合は、担当窓口へ確認事項をまとめます。

3.避難先と、そこへ行く道も調べる

自宅の位置に加え、避難先までの経路、子どもの通学路、園への送迎路も確認対象にします。川沿いや橋、低い場所を通る経路があるなら、どこを確かめる必要があるかをメモしてください。

避難場所は災害の種類によって対応が異なります。近くの学校を見つけただけで、あらゆる災害の避難先に決めないようにしましょう。開設状況や実際の避難情報は、その時点の公式発表を確認します。

避難行動そのものは、市の大雨・台風への備えで確認してください。本記事は、災害発生中の行動指示ではありません。

内見時に不動産会社へ確認すること

次は物件を比較するための編集部の質問例です。返答は口頭の印象だけでなく、確認できる資料や担当者と一緒に記録しておくと、後で見返せます。

質問する項目メモに残す内容
建物と区域の位置関係使用した地図・確認日・判別できなかった点
過去の浸水などの情報説明を受けた内容と、それを確認できる資料
住戸以外の設備駐車場、自転車置場、電気設備などの位置
出入口と周辺道路雨の日に通る道、段差、低い場所などの確認事項
管理上の備え管理会社の連絡先、掲示・案内の有無

「上の階なら大丈夫」と部屋だけを見ると、建物への出入りや設備についての質問が残ります。逆に、地図の色だけを理由に物件の構造や対策まで決めつけることもできません。地図で分かることと、建物ごとに確認することを分けるのが比較の出発点です。

家族で共有する確認メモ

以下をスマートフォンのメモへコピーして、候補ごとに埋めてみてください。

  • 物件の住所・建物名:
  • 地図を確認した日:
  • 洪水の図・凡例・更新時点:
  • 内水の図・気になる箇所:
  • 土砂の図・区域との位置関係:
  • 避難先と対象の災害:
  • 経路で追加確認が必要な場所:
  • 不動産会社・市へ質問した内容と回答日:

現地で歩くのは平常時に行い、危険な天候で経路を試さないでください。地図の情報と平常時の下見を組み合わせても、将来の被害を予測・保証できるわけではありません。

よくある質問

地図で色がついていなければ安全ですか?

安全の保証にはなりません。地図の想定条件を確かめ、周囲の地形や建物の状況、公式の注意事項も確認してください。

市の防災カルテだけで確認できますか?

市は地区別防災カルテに2014年度時点の情報が含まれると案内しています。最新の避難場所やハザード情報は、現在のマップと公式案内で確認します。

家を借りる場合も調べた方がよいですか?

購入か賃貸かにかかわらず、日常の移動と避難の準備に使えます。候補物件を比べる段階で確認すると、内見時に聞きたいことを整理できます。

続けて内見・街の下見チェックリストで通勤や買い物も比較できます。子どものいる家庭は住所から学区を調べる手順も確認してください。

記入用チェックシート(防災情報の確認・CSV)をダウンロードできます。Excelやスプレッドシートで記入するための空欄付きシートです。記入内容を当サイトへ送信する機能はありません。

編集:相模原移住ナビ。公式資料に基づく平常時の確認ガイドです。現地の安全性の調査・鑑定は行っていません。