相模原市の個人住宅アスベスト対策費補助を徹底解説|調査・除去工事で最大40万円
相模原市の個人住宅アスベスト対策費補助を解説。調査費最大10万円、除去工事最大30万円(費用の1/2)。築古住宅購入・リノベ検討者必見の制度です。


築古住宅の購入やリノベーションを検討している方にとって、吹き付けアスベストの存在は大きな不安材料です。相模原市では、個人住宅の吹き付けアスベスト対策に対して、調査費・除去工事費の補助制度を用意しています。
本記事では、この補助制度の仕組み、対象者、申請方法、そして実際の補助額まで、移住・住宅購入を検討する方が知っておくべき全てを解説します。
こんな方におすすめ
個人住宅アスベスト対策費補助とは
相模原市が提供する「個人住宅吹き付けアスベスト対策費補助」は、住宅に使用されている吹き付けアスベストによる健康被害を防止し、市民の安全を確保するための制度です。
制度の目的
昭和40年代から50年代にかけて建てられた建物には、吹き付けアスベスト(石綿)が使用されているケースがあります。アスベストは繊維が飛散すると肺がんや中皮腫などの深刻な健康被害を引き起こす可能性があるため、早期の調査・除去が推奨されています。
相模原市はこの補助制度を通じて、個人住宅所有者の経済的負担を軽減し、アスベスト対策を促進しています。
補助金額と補助率
個人住宅の場合
含有調査費用
- 補助率:調査費用の 2分の1
- 上限額:10万円
除去工事費用
- 補助率:工事費用の 2分の1
- 上限額:30万円
計算例
ケース1:調査費用が8万5,000円の場合
- 補助額:8万5,000円 × 1/2 = 4万2,500円
- 1,000円未満は切り捨て → 4万2,000円
ケース2:調査費用が30万円の場合
- 補助額:30万円 × 1/2 = 15万円
- ただし上限10万円のため → 10万円
ケース3:除去工事費用が80万円の場合
- 補助額:80万円 × 1/2 = 40万円
- ただし上限30万円のため → 30万円
編集部コメント
調査と除去工事を合わせると、最大40万円の補助が受けられます。築古住宅の購入予算を組む際は、アスベスト対策費として50万〜100万円程度を見込んでおき、そのうち半額が補助される可能性があると考えると良いでしょう。
分譲マンション共用部の場合(参考)
マンション管理組合が行う共用部分の対策には、さらに高額な補助があります。
- 調査:上限30万円
- 除去工事:上限300万円
対象となる住宅と所有者
対象となる建物
✅ 対象となるもの
- 戸建住宅(居住用)
- 分譲マンションの専有部分(居住用のみ)
- 吹き付けアスベストまたは石綿含有吹き付けロックウールが使用されている建物
❌ 対象外のもの
- 賃貸物件(貸主・借主どちらも対象外)
- 建物の事業用部分(店舗併用住宅の店舗部分など)
- アスベスト含有仕上塗材(塗料)
- アスベスト含有成形板(スレート屋根材など)
吹き付けアスベストが使われている箇所
吹き付けアスベストは主に以下の箇所に使用されています:
- 鉄骨造の柱・梁の耐火被覆
- 天井の断熱材
- 天井や梁の仕上げ材
成形板(屋根材・外壁材)や塗料に含まれるアスベストは、飛散リスクが低いため、この補助制度の対象外です。
対象となる所有者
- 戸建住宅の所有者
- 分譲マンション専有部分の所有者
- 分譲マンション管理組合またはその代表者(共用部の場合)
重要な制限事項
- 1棟につき調査または除去工事のいずれか 1回限り
- 賃貸物件は対象外(大家さんも入居者も申請不可)
補助の対象となる作業
1. アスベスト含有調査
建物にアスベストが使用されているかを専門業者が調査します。目視調査、サンプル採取、分析などが含まれます。
2. アスベスト除去工事
調査の結果、アスベストが検出された場合に行う除去作業です。専門業者による飛散防止措置を伴う工事が必要です。
注意点
- 補助対象は「除去」のみ。囲い込み(封じ込め)や飛散防止処理は補助対象外
- 除去後の内装工事や廃棄物処理費用も対象外
申請方法と手続きの流れ
必ず守るべきルール
❗️ 事前相談が必須
申請前に必ず住宅課へ相談してください。
❗️ 工事着手前に申請
工事や調査を始めてしまうと、補助対象外になります。
申請の流れ
-
事前相談
住宅課(042-769-9817)に電話で相談 -
見積書の取得
専門業者から調査または除去工事の見積もりを取得 -
補助申請書の提出
必要書類を揃えて住宅課へ提出 -
審査・交付決定
市が審査し、補助金交付が決定(予算の範囲内) -
調査・工事の実施
交付決定後、業者と契約し作業開始 -
実績報告・請求
作業完了後、実績報告書と請求書を提出 -
補助金の振込
審査後、指定口座に振込
必要書類(主なもの)
- 補助金交付申請書
- 建物の登記簿謄本または所有者確認書類
- 業者からの見積書
- 建物の図面・写真
- その他、市が指定する書類
詳細は事前相談時に確認してください。
申請先・問い合わせ窓口
相模原市 都市建設局 まちづくり計画部 住宅課
- 📞 電話:042-769-9817
- 📍 所在地:〒252-5277 相模原市中央区中央2-11-15 第1別館2階
- 🕒 受付時間:平日 8:30〜17:15
よくある質問(FAQ)
Q1. 自分の家にアスベストがあるかどうか分からない場合、調査だけでも補助を受けられますか?
A:はい、受けられます。調査費用だけでも最大10万円(費用の1/2)の補助が出ます。ただし、1棟につき1回限りなので、調査で補助を使った場合、後から除去工事で再度補助を受けることはできません。調査と除去を一括で計画するか、調査は自費で行い除去工事で補助を使うかを検討しましょう。
Q2. 中古住宅を購入する前に、売主にアスベスト調査をしてもらうことはできますか?
A:この補助制度は「所有者」が対象なので、購入前の段階では申請できません。購入後、新しい所有者となってから申請する必要があります。購入前に確認したい場合は、売買契約の条件として売主に調査を依頼するか、自費で調査会社に依頼する形になります。
Q3. 賃貸アパートを所有していますが、補助を受けられますか?
A:残念ながら受けられません。この補助制度は「居住用の個人住宅」が対象で、賃貸物件は対象外です。ただし、ご自身が住んでいる自宅部分があれば、その部分については対象となる可能性があります。詳細は住宅課にご相談ください。
Q4. 申請してから補助金が振り込まれるまで、どのくらいかかりますか?
A:審査期間や工事期間により異なりますが、申請から交付決定まで数週間、工事完了後の実績報告から振込までさらに数週間かかるのが一般的です。全体で2〜3ヶ月程度を見込んでおくと良いでしょう。工事費用は一旦全額を業者に支払う必要があるため、資金繰りにご注意ください。
Q5. 予算が尽きて補助を受けられないことはありますか?
A:はい、あります。この補助制度は「予算の範囲内」で実施されるため、年度途中で予算が尽きた場合、受付が終了する可能性があります。特に年度後半は予算残額が少なくなる傾向があるため、計画的な早めの相談・申請をおすすめします。
今日やること
アスベスト対策を検討している方は、まず以下のステップから始めましょう。
ステップ1:建物の築年数を確認
昭和40年代〜50年代(1965〜1989年頃)に建てられた建物は、吹き付けアスベストが使われている可能性があります。
ステップ2:住宅課に電話相談
📞 042-769-9817(平日8:30〜17:15)
「アスベスト対策費補助について相談したい」と伝えましょう。
ステップ3:専門業者の見積もり取得
住宅課の指示に従い、アスベスト調査・除去の専門業者から見積もりを取得します。
ステップ4:補助申請書の準備
必要書類を揃えて、工事着手前に申請しましょう。
関連する補助金制度
相模原市には、住宅リフォームに関連する他の補助制度もあります。
築古住宅のリノベーションを検討している方は、複数の補助制度を組み合わせることで、さらに負担を軽減できる可能性があります。
出典
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