八王子市の空き家利活用補助金と相模原市を比較|改修か解体か、最大125万円の差
八王子市の空き家利活用補助金(改修最大100万円+家財25万円)と相模原市の解体補助金(最大50万円)を徹底比較。八王子在住者が相模原移住する際の注意点も解説。

この記事で分かること
| 状況 | おすすめの自治体・制度 |
|---|---|
| 空き家を改修して住みたい・貸したい | 八王子市(最大125万円) |
| 危険な老朽空き家を解体したい | 相模原市(最大50万円、非課税世帯80万円) |
| 家財整理だけしたい | 八王子市(最大25万円) |
| 八王子在住で相模原への移住を検討中 | 相模原の空き家制度は解体のみ、改修は自費 |
結論:八王子は「再生」、相模原は「撤去」
八王子市と相模原市は同じ首都圏でも空き家対策の方向性が真逆です。
- 八王子市:空き家を「活かす」ための改修・家財整理に最大125万円
- 相模原市:危険な老朽空き家を「壊す」ための解体に最大50万円(非課税80万円)
あなたが空き家をどうしたいかによって、選ぶべき自治体が変わります。
八王子市空き家利活用促進整備補助金(改修・家財整理)
1. 全体改修(最大100万円)
空き家を住める状態に戻す改修工事に使えます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 補助率 | 対象工事費の2/3 |
| 上限額 | 100万円/戸 |
| 対象者 | 市内の空き家所有者または管理者 |
| 施工条件 | 市内登録施工業者による工事 |
| 使用期間 | 改修後10年以上使用 |
| 申請期限 | 事業完了は申請年度2月末まで |
対象となる工事例
- 屋根・外壁の修繕
- 水回り(台所・風呂・トイレ)のリフォーム
- 内装・床の張り替え
- 耐震補強(新耐震基準適合が前提)
重要な条件
- 八王子市空き家マッチング支援事業への登録が必須
- 昭和56年6月以降の新耐震基準に適合していること
- 市税の滞納がないこと
2. スタートアップ整備(最大25万円)
家財道具の整理・処分費用に使えます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 補助率 | 対象費用の2/3 |
| 上限額 | 25万円/戸 |
| 最低経費 | 5万円以上 |
| 対象者 | 所有者、管理者、または市内の空き家を利用して活動する個人・法人・団体 |
| 使用期間 | 整理後3年以上使用 |
こんな人におすすめ
- 親の家を相続したが家財が大量に残っている
- 賃貸に出す前に室内を片付けたい
- 空き家で地域活動を始めたい
編集部コメント
八王子市のユニークな点は、所有者だけでなく「空き家を利用して活動する団体」も対象になる点です。コミュニティスペースやシェアハウスとして再生する動きを後押ししています。
相模原市 危険な老朽空き家等除却費補助金(解体)
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 補助額 | 以下の最も低い額<br>①対象経費の1/2<br>②床面積×標準除却費<br>③上限50万円(非課税世帯80万円) |
| 対象者 | 空き家の所有者または相続人(共有は全員同意) |
| 対象空き家 | 平成12年5月31日以前に建築確認を取得した戸建て住宅 |
申請スケジュール(厳守)
| ステップ | 期限 |
|---|---|
| 事前調査申込 | 除却工事実施年度の10月末日まで |
| 交付申請 | 同年11月末日まで |
| 工事完了 | 交付決定年度の1月末日まで |
対象となる空き家の要件
- 1年以上居住していない戸建て住宅
- 個人所有(法人は対象外)
- 特定空家等の勧告を受けていない
- 老朽度100点以上または未接道のいずれかに該当
標準除却費(令和8年度)
- 木造:36,000円/㎡
- 非木造:51,000円/㎡
計算例(木造30㎡の空き家)
- 解体費用:150万円
- ①対象経費の1/2:75万円
- ②床面積×標準除却費:30㎡×36,000円=108万円
- ③上限額:50万円
→ 補助額は50万円(最も低い額)
編集部コメント
相模原市の制度は「危険な老朽空き家」に絞っています。まだ使える空き家の改修支援はないため、八王子市との対照が鮮明です。
【比較表】八王子vs相模原、あなたはどっち?
| 項目 | 八王子市 | 相模原市 |
|---|---|---|
| 方針 | 空き家を再生して活用 | 危険な空き家を撤去 |
| 補助内容 | ①改修工事 ②家財整理 | 解体工事のみ |
| 最大額 | 125万円(改修100万+家財25万) | 50万円(非課税80万円) |
| 補助率 | 2/3 | 1/2または標準除却費 |
| 施工条件 | 市内登録施工業者必須 | 特になし |
| 建築年制限 | 昭和56年6月以降(新耐震) | 平成12年5月31日以前 |
| 使用期間 | 改修10年以上、家財3年以上 | なし |
| 特記事項 | 空き家マッチング事業登録必須 | 老朽度100点以上または未接道 |
八王子在住者が相模原へ移住する場合の注意点
八王子市にお住まいで、相模原市への移住を考えている方へ。
空き家の「活用」を考えるなら八王子が有利
相模原市には空き家の改修補助がありません。古い空き家を購入してリフォームして住む場合、全額自己負担になります。
一方、八王子市なら:
- 改修費用の2/3(最大100万円)を補助
- 家財整理も2/3(最大25万円)を補助
- 合計125万円の支援
危険な空き家の解体なら相模原も選択肢
親から相続した空き家が古く危険な状態なら、相模原市の除却費補助(最大50万円)も検討できます。ただし:
- 平成12年5月以前の建築
- 老朽度100点以上または未接道
- 10月末までに事前調査申込
といった条件があるため、まずは相模原市住宅課に相談してください。
よくある質問(FAQ)
Q1. 八王子市の補助金は市外在住でももらえますか?
A. 空き家が八王子市内にあれば、所有者の住所は問いません。ただし、改修後は10年以上使用する(賃貸可)ことが条件です。
Q2. 相模原市の補助金、非課税世帯の判定はいつ時点?
A. 交付申請年度の住民税課税状況で判定されます。世帯全員が非課税なら上限80万円に引き上げられます。
Q3. 八王子市の「市内登録施工業者」はどこで探せますか?
A. 八王子市住宅政策課(042-620-7260)に問い合わせると、指定団体から推薦された登録施工業者のリストを案内してもらえます。
Q4. 相模原市の「老朽度100点以上」はどう判定しますか?
A. 事前調査申込を10月末までに行うと、市が現地調査して老朽度を採点します。この調査は補助金申請の前提です。
Q5. 両方の補助金を併用できますか?
A. できません。空き家は1つの自治体にしか所在しないためです。ただし、八王子市内に複数の空き家がある場合、全体改修とスタートアップ整備は併用可能です(同じ空き家に対して)。
Q6. 八王子市の補助金、申請から交付まで何ヶ月かかりますか?
A. 事前相談→申請→工事→完了検査→交付の流れで、通常3〜6ヶ月程度です。申請年度の2月末までに工事完了が必須なので、逆算してスケジュールを組んでください。
Q7. 相模原市、予算上限で締め切られることはありますか?
A. あります。公式サイトにも「予算に達し次第受付終了」と明記されています。早めに事前調査申込(10月末期限)を済ませてください。
今日やること
八王子市の空き家を改修したい人
- 空き家マッチング支援事業に登録する(八王子市住宅政策課 042-620-7260)
- 市内登録施工業者のリストをもらう
- 改修計画と見積もりを施工業者に依頼
- 補助金の事前相談を申し込む
相模原市の危険空き家を解体したい人
- 10月末までに事前調査申込を提出する(相模原市住宅課 042-769-8252)
- 老朽度判定を待つ
- 老朽度100点以上なら、解体業者に見積もり依頼
- 11月末までに交付申請
八王子在住で相模原移住を検討中の人
- 相模原市の物件が「空き家改修が必要か」「そのまま住めるか」を確認
- 改修が必要なら全額自己負担になることを資金計画に織り込む
- 八王子市内の空き家活用も並行検討(改修補助125万円の差は大きい)
内部リンク
外部リンク(出典)
最終更新: 2026年6月21日
文字数: 3,247字
対象読者: 八王子市・相模原市の空き家所有者、八王子→相模原移住検討者

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