相模原市の合併処理浄化槽設置補助|最大125.9万円・郊外移住で環境改善
相模原市の合併処理浄化槽設置補助を解説。単独浄化槽・汲取便所から転換で最大125.9万円。津久井・藤野エリア移住者必見。申請条件・金額・手続きを詳説。
この記事を読んでほしい方
| 状況 | この記事で分かること |
|---|---|
| 下水道が通っていない地域に住んでいる | 合併処理浄化槽への転換で最大125.9万円補助される仕組み |
| 古い単独浄化槽を使っている | 単独浄化槽から合併処理浄化槽への転換が補助対象になる条件 |
| 汲取便所を改修したい | 汲取便所から合併処理浄化槽への転換が優先的に補助される理由 |
| 相模川水系と境川水系の違いが分からない | 水系によって補助率が異なる(相模川70%、境川40%) |
制度の概要
相模原市の「合併処理浄化槽設置補助」は、下水道未整備区域で単独浄化槽または汲取便所を合併処理浄化槽に転換する際の設置費用を補助する制度です。
補助額の特徴(相模川水系・10人槽以下専用住宅)
- 5人槽:本体58.1万円 + 付帯20万円 = 最大78.1万円
- 6~7人槽:本体72.4万円 + 付帯25万円 = 最大97.4万円
- 8人槽以上:本体95.9万円 + 付帯30万円 = 最大125.9万円
相模川水系では浄化槽本体工事の70%、付帯工事費の50%が補助されます。境川水系では補助率が異なるため注意が必要です。
編集部コメント
合併処理浄化槽は、し尿と生活雑排水をまとめて処理できるため、環境への負荷が大幅に減ります。単独浄化槽や汲取便所からの転換は、地域の水質改善にもつながるため、市が積極的に補助しています。
対象者・条件
補助を受けられる人
以下のいずれかに該当する方が対象です:
- 専用住宅の所有者(自己居住用)
- 店舗等併用住宅の所有者(延べ床面積の3分の1以上を自己の居住用に使用)
重要:既存の単独処理浄化槽または汲取便所を廃止し、合併処理浄化槽を設置する事業が対象です。
除外される場合
以下に該当する場合は補助対象外です:
- 建替・増築による新設
- 賃貸住宅
- 専用住宅でない建物(事務所、店舗のみなど)
- 下水道整備区域内の建物
水系による補助率の違い
相模原市は大きく2つの水系に分かれており、補助率が異なります:
相模川水系
- 浄化槽本体工事:70%
- 付帯工事費:50%
- 該当地域:緑区(橋本・大沢)、中央区、南区
境川水系
- 浄化槽本体工事:40%
- 付帯工事費:40%
- 該当地域:緑区(城山・津久井・相模湖・藤野)
自分の住所がどちらの水系か分からない場合は、下水道料金課または津久井下水道事務所に確認してください。
補助額・補助率
相模川水系(10人槽以下の専用住宅)
最も一般的な住宅向けの補助額です。
5人槽の場合
浄化槽本体工事:581,000円
付帯工事費:200,000円
合計:781,000円
実際の費用例
- 浄化槽本体工事費:90万円 → 補助額58.1万円(上限)
- 付帯工事費:50万円 → 補助額25万円(50%)
- 自己負担:140万円 - 78.1万円 = 61.9万円
6~7人槽の場合
浄化槽本体工事:724,000円
付帯工事費:250,000円
合計:974,000円
実際の費用例
- 浄化槽本体工事費:110万円 → 補助額72.4万円(上限)
- 付帯工事費:60万円 → 補助額30万円(50%)
- 自己負担:170万円 - 97.4万円 = 72.6万円
8人槽以上の場合
浄化槽本体工事:959,000円
付帯工事費:300,000円
合計:1,259,000円
実際の費用例
- 浄化槽本体工事費:140万円 → 補助額95.9万円(上限)
- 付帯工事費:70万円 → 補助額35万円(50%)
- 自己負担:210万円 - 125.9万円 = 84.1万円
相模川水系(10人槽超・併用住宅)および境川水系
撤去を伴う場合と伴わない場合で補助額が異なります。
5人槽
- 撤去を伴う:362,000円
- 撤去を伴わない:332,000円
6~7人槽
- 撤去を伴う:444,000円
- 撤去を伴わない:414,000円
8人槽以上
- 撤去を伴う:578,000円
- 撤去を伴わない:548,000円
補助率:本体工事・付帯工事ともに40%
編集部コメント
相模川水系と境川水系で補助率が2倍近く違います。境川水系の方は、工事費の約4割が自己負担となるため、早めの見積取得をお勧めします。
申請方法・必要書類
申請の流れ(全体)
申請から補助金受取まで、以下の9段階で進めます:
STEP1:補助金等交付申請書の提出
↓
STEP2:交付決定通知書受領
↓
STEP3:工事実施
↓
STEP4:着手届提出
↓
STEP5:完成届提出
↓
STEP6:実績報告書提出
↓
STEP7:完成検査
↓
STEP8:額確定通知書受領
↓
STEP9:交付請求書提出
STEP1:補助金等交付申請書の提出
必要書類(13項目以上)
- 補助金等交付申請書
- 建築確認通知書または検査済証のコピー
- 配置図(浄化槽の設置場所を明記)
- 浄化槽認定シート
- 見積書(浄化槽設置業者から取得)
- 納税証明書(市税の滞納がないことの証明)
- 登記事項証明書または固定資産税納税通知書
- 住民票
- 単独浄化槽または汲取便所の撤去を証明する書類
- 誓約書
- その他市が必要と認める書類
提出先
- 相模川水系(緑区の橋本・大沢、中央区、南区):下水道料金課(042-707-1829)
- 境川水系(緑区の城山・津久井・相模湖・藤野):津久井下水道事務所(042-780-1410)
STEP2:交付決定通知書受領
市が申請書類を審査し、補助対象と認められると「交付決定通知書」が送付されます。
STEP3:工事実施
交付決定通知書を受け取ったら、工事を開始できます。
注意点
- 交付決定前に工事を開始すると、補助対象外になります
- 工事中の写真撮影が必要です(着工前・施工中・完成後)
STEP4:着手届提出
工事着手後、速やかに着手届を提出します。
STEP5:完成届提出
工事完了後、市に完成届を提出します。
必要書類
- 完成届
- 施工写真(着工前・施工中・完成後)
- 使用開始報告書
- 浄化槽関連届出書類(保健所への届出書のコピー)
STEP6:実績報告書提出
完成届の審査後、実績報告書を提出します。
STEP7:完成検査
市の職員が現地で完成検査を行います。
STEP8:額確定通知書受領
完成検査で問題がなければ、補助額確定通知書が送付されます。
STEP9:交付請求書提出
補助額確定通知書を受け取ったら、請求書を提出します。通常、請求後1~2か月で指定口座に振り込まれます。
申請先・窓口
相模川水系(緑区の橋本・大沢、中央区、南区)
下水道料金課
電話:042-707-1829
住所:〒252-5277 神奈川県相模原市中央区中央2-11-15 市役所第2別館3階
受付時間:平日 8:30~17:15
境川水系(緑区の城山・津久井・相模湖・藤野)
津久井下水道事務所
電話:042-780-1410
住所:〒252-0157 神奈川県相模原市緑区中野633
受付時間:平日 8:30~17:15
よくある質問(FAQ)
Q1. 自分の住所が相模川水系か境川水系か分かりません。どこで確認できますか?
A. 下水道料金課(042-707-1829)または津久井下水道事務所(042-780-1410)に電話で住所を伝えれば、その場で確認してもらえます。
Q2. 下水道整備区域内ですが、補助を受けられますか?
A. 下水道整備区域内は補助対象外です。下水道への接続が原則となります。下水道整備区域かどうかは、下水道料金課で確認できます。
Q3. 賃貸住宅の所有者ですが、補助を受けられますか?
A. 賃貸住宅は補助対象外です。自己居住用の専用住宅または併用住宅(自己居住部分が延べ床面積の3分の1以上)が対象です。
Q4. 新築時に合併処理浄化槽を設置する場合、補助を受けられますか?
A. 新築は補助対象外です。この制度は「単独浄化槽または汲取便所からの転換」が条件です。
Q5. 浄化槽の人槽はどうやって決めますか?
A. 建物の延べ床面積と居住人数によって決まります。一般的な目安:
- 5人槽:延べ床面積130㎡以下
- 6~7人槽:延べ床面積130~200㎡
- 8人槽以上:延べ床面積200㎡以上
詳細は浄化槽設置業者または市の窓口で相談してください。
Q6. 工事費の見積が補助上限より低い場合、補助額はどうなりますか?
A. 実際の工事費に補助率を掛けた金額が補助されます。例えば、相模川水系5人槽で浄化槽本体工事費が50万円の場合、補助額は50万円×70%=35万円となります(上限58.1万円以下のため)。
Q7. 交付決定前に工事を始めてしまった場合、補助は受けられませんか?
A. 受けられません。必ず交付決定通知書を受け取ってから工事を開始してください。緊急の場合でも、事前に市の窓口に相談してください。
今日やること
この補助金を活用するために、今日から始められることをリストアップしました:
✅ すぐにやること(今日~1週間)
-
自分の住所が相模川水系か境川水系か確認
下水道料金課(042-707-1829)に電話で確認 -
現在の浄化槽の種類を確認
単独浄化槽か汲取便所か、保守点検記録または保健所の記録で確認 -
下水道整備区域かどうか確認
下水道料金課で確認(整備区域内は補助対象外)
✅ 1週間~1か月でやること
-
浄化槽設置業者に見積依頼
2~3社から見積を取り、費用相場を把握 -
市税納税証明書を取得
市役所または郵送で取得(1通300円) -
配置図を作成
敷地内の浄化槽設置場所を図面で示す
✅ 1~2か月でやること
-
補助金等交付申請書を準備
市のウェブサイトから様式をダウンロードし、記入 -
申請書類を提出
下水道料金課または津久井下水道事務所の窓口に提出 -
交付決定を待つ
審査後、交付決定通知書が届いたら工事開始
他の補助金・制度との関連
合併処理浄化槽設置後の住宅改修や、新築を考えている方は、以下の制度も併せて検討してください:
- 子育て世帯等中古住宅購入・改修費補助(中古住宅の水回り改修を含む場合)
- 危険な老朽空き家等除却費補助(空き家除却後、新築する場合)
- 戸建住宅耐震改修補助(浄化槽設置と同時に耐震改修する場合)
まとめ
相模原市の合併処理浄化槽設置補助は、最大125.9万円(相模川水系・8人槽以上)まで設置費用を補助してくれる制度です。
押さえるべきポイント
- 補助率:相模川水系は本体70%・付帯50%、境川水系は40%
- 対象:単独浄化槽または汲取便所からの転換のみ
- 下水道整備区域内は補助対象外
- 交付決定前の工事着手は補助対象外
- 水系によって窓口が異なる(下水道料金課 or 津久井下水道事務所)
合併処理浄化槽への転換は、環境保全だけでなく、生活の快適性向上にもつながります。この補助金を活用して、早めの転換をお勧めします。
出典
- 相模原市 合併処理浄化槽設置補助
- 相模原市下水道料金課への電話取材(2026年4月)
📝 この記事は2026年4月17日時点の情報です。最新情報は相模原市公式サイトでご確認ください。