相模原市「燃料電池自動車(FCV)購入奨励金」30万円を国・県と併用する方法
相模原市が燃料電池自動車の購入に30万円を補助。国・県と併用可能で合計最大200万円超。年3台限定・抽選制の申請条件と必要書類を解説。

状況別ジャンプテーブル
| あなたの状況 | 読むべきセクション |
|---|---|
| FCV購入を検討中、補助金の合計額を知りたい | 補助額の計算例 → 国・県との併用 → 申請の流れ |
| 第1期(9月締切)に申請予定 | 申請期限・予算枠 → 必要書類 → 今日やること |
| 法人で導入を検討中 | 対象者・要件 → 法人の注意点 → よくある質問 |
| MIRAIかNEXOで迷っている | 対象車種 → 補助額の計算例 |
制度の概要
相模原市は、燃料電池自動車(FCV: Fuel Cell Vehicle)を購入する個人・法人に一律30万円を交付します。トヨタMIRAI、ヒュンダイNEXOなど、水素を燃料とする自動車が対象で、国・県の補助金と併用できるため、実質負担を大幅に軽減できます。
この制度のポイント:
- 国・県・市の補助金を併用すると、合計200万円超の補助を受けられるケースも
- 年間3台限定(第1期2台、第2期1台)の抽選制
- 電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド(PHV)は対象外
対象者・要件
基本要件
以下のすべてを満たす必要があります:
- 燃料電池自動車を購入する(圧縮水素を燃料とする自動車)
- 相模原市内に住所がある個人、または市内に事業所がある法人
- 奨励対象期間内に購入・登録を完了する
対象者の制限
- 個人: 1人につき1台限り(過去に受給歴があれば対象外)
- 法人: 年度につき1台限り(同一年度内の2台目以降は対象外)
対象車種
対象
燃料電池自動車(FCV)
圧縮水素を燃料とし、燃料電池で発電してモーターで走行する自動車。
2026年7月時点の主な対象車種:
- トヨタ MIRAI(新車・中古車)
- ヒュンダイ NEXO(新車・中古車)
対象外
- 電気自動車(EV): リーフ、アリア、テスラ等
- プラグインハイブリッド車(PHV): プリウスPHV、アウトランダーPHEV等
- ハイブリッド車(HV): プリウス、アクア等
編集部コメント
燃料電池自動車は「水素ステーションで水素を充填する」車です。電気をコンセントやチャージャーで充電する車(EV・PHV)とは仕組みが異なり、こちらは対象外です。相模原市内には令和8年時点で水素ステーションが1箇所(緑区橋本)あります。
補助額・補助率
相模原市の補助額
一律30万円(車種・グレード・新車/中古問わず)
国・県との併用
相模原市の補助金は国・神奈川県の補助金と併用可能です。
補助額の計算例
ケース1: トヨタ MIRAI(新車)を個人が購入
| 補助金 | 金額 |
|---|---|
| 国: クリーンエネルギー自動車導入促進補助金 | 最大85万円 |
| 神奈川県: 燃料電池自動車導入費補助 | 最大76.5万円 |
| 相模原市: 燃料電池自動車購入奨励金 | 30万円 |
| 合計 | 191.5万円 |
※国・県の補助額は年度・車種・充電設備の有無により変動します。最新情報は各機関にご確認ください。
ケース2: ヒュンダイ NEXO(新車)を法人が購入
| 補助金 | 金額 |
|---|---|
| 国: クリーンエネルギー自動車導入促進補助金 | 最大85万円 |
| 神奈川県: 燃料電池自動車導入費補助(法人) | 最大76.5万円 |
| 相模原市: 燃料電池自動車購入奨励金 | 30万円 |
| 合計 | 191.5万円 |
※法人の場合、環境性能に応じた税制優遇(エコカー減税・グリーン化特例)も別途活用できます。
申請期限・予算枠
第1期
- 申請期限: 令和8年(2026年)9月1日 ~ 9月30日【必着】
- 奨励対象期間: 令和8年4月1日 ~ 9月30日に購入・登録完了した車両
- 予定台数: 2台
- 抽選: 申請件数が2台を超えた場合、抽選で決定
第2期
- 申請期限: 令和9年(2027年)2月1日 ~ 2月26日【必着】
- 奨励対象期間: 令和8年10月1日 ~ 令和9年2月26日に購入・登録完了した車両
- 予定台数: 1台
- 抽選: 申請件数が1台を超えた場合、抽選で決定
年間合計予算枠: 3台
申請方法・必要書類
必要書類
公式ページでは具体的な書類リストが非公表ですが、一般的な自動車補助金申請に準じた場合、以下が必要と考えられます:
- 申請書(市公式サイトからダウンロード、黒インクまたは黒ボールペンで記入)
- 自動車検査証(車検証)のコピー(購入・登録済みのもの)
- 売買契約書または領収書のコピー
- 住民票のコピー(個人の場合、3ヶ月以内)
- 法人登記簿謄本のコピー(法人の場合、3ヶ月以内)
- 振込先口座情報(通帳のコピー等)
正確な必要書類は申請前に必ずゼロカーボン推進課に確認してください。
申請の流れ
【STEP 1】FCV購入を検討(販売店・ディーラーで見積もり)
↓
【STEP 2】国・県の補助金申請(先行して申請可能)
↓
【STEP 3】FCV購入・登録完了(奨励対象期間内)
↓
【STEP 4】必要書類を揃えて相模原市に申請(申請期限内【必着】)
↓
【STEP 5】抽選(申請件数が予定台数を超えた場合)
↓
【STEP 6】交付決定通知を受領
↓
【STEP 7】補助金受領(指定口座に振込)
編集部コメント
国・県の補助金は「購入前」に申請できる場合がありますが、相模原市の補助金は「購入・登録完了後」の申請です。FCVの納車は通常2~4ヶ月かかるため、第1期申請を狙うなら遅くとも6月中に契約する必要があります。
申請先・窓口
相模原市 環境経済局 ゼロカーボン推進課
- 住所: 〒252-5277 神奈川県相模原市中央区中央2-11-15 市役所本館6階
- 電話: 042-769-8240
- 受付時間: 平日 8:30~17:15
- 申請方法: 郵送または窓口持参(必着)
よくある質問(FAQ)
Q1. 中古のFCVでも補助対象ですか?
A. 公式ページに明記はありませんが、一般的に「購入」であれば中古車も対象になるケースが多いです。ただし、過去に同じ車両で補助金を受給している場合は対象外の可能性があるため、事前にゼロカーボン推進課に確認してください。
Q2. 第1期で落選したら第2期に再申請できますか?
A. 第1期で落選し、かつ第2期の奨励対象期間(10月1日~2月26日)内に購入・登録が完了していれば、第2期に再申請できます。ただし、第1期の対象期間(4~9月)に購入した車両で第2期に申請することはできません。
Q3. 国・県の補助金を受給していないと相模原市の補助金ももらえませんか?
A. いいえ。相模原市の補助金は単独で申請できます。国・県の補助金を受給していなくても、相模原市の30万円のみ受け取ることは可能です。
Q4. リースのFCVは対象ですか?
A. 一般的に、所有者が本人または法人であれば対象ですが、リース会社所有の場合は対象外となる可能性が高いです。事前にゼロカーボン推進課に確認してください。
Q5. 抽選の方法は?
A. 公式ページに具体的な抽選方法の記載はありませんが、一般的には公開抽選会または電子抽選が行われます。申請時に抽選日時・方法が通知されると考えられます。
Q6. 水素ステーションが近くにないのですが?
A. 相模原市内には令和8年時点で水素ステーション(イワタニ橋本水素ステーション)が1箇所あります。FCVの航続距離は約650km(MIRAI)なので、隣接する東京都町田市や八王子市のステーションも利用可能です。購入前に最寄りの水素ステーションを確認することを推奨します。
Q7. 会社の営業車として導入する場合の注意点は?
A. 法人の場合、年度につき1台限りです。複数台導入する場合は、初年度に1台を市補助金で購入し、2台目以降は国・県の補助金のみで購入する計画が現実的です。
国・県との併用
国の補助金(参考)
クリーンエネルギー自動車導入促進補助金(次世代自動車振興センター)
- 対象: 燃料電池自動車(新車)
- 補助額: 最大85万円(車種・年度により変動)
- 申請: 購入前または購入後(年度内)
- 公式サイト: 次世代自動車振興センター
神奈川県の補助金(参考)
燃料電池自動車導入費補助
- 対象: 燃料電池自動車(新車)
- 補助額: 最大76.5万円(個人・法人とも)
- 申請: 購入後
- 公式サイト: 神奈川県 環境農政局
併用時の注意点
- 国・県・市の補助金はそれぞれ独立して申請できます
- 申請順序に制約はありませんが、国→県→市の順で申請すると、各段階の交付決定通知書を次の申請の添付資料として使えるケースがあります
- 各機関の申請期限・予算枠は異なるため、並行して手続きを進めることを推奨します
法人の注意点
法人向けの追加メリット
- 税制優遇: エコカー減税(自動車重量税・自動車取得税)、グリーン化特例(自動車税)が適用されます
- 環境経営のPR: FCVの導入は企業のゼロカーボン目標・SDGsへの取り組みとしてアピールできます
- CSR活動: 相模原市のゼロカーボン推進に協力する企業として市のウェブサイト等で紹介される可能性があります
法人が申請する際の留意事項
- 年度につき1台限りなので、複数台導入する場合は計画的に
- 経費計上・減価償却の際、補助金分は「収益」または「資産の取得価額減額」として処理が必要(詳細は税理士に確認)
- 社用車として使用する場合、事業用途であることを証明する書類(業務計画書等)が求められる可能性があります
注意事項・禁止事項
必ず守ること
-
申請期限の厳守
郵送の場合、必着です。消印有効ではないため、余裕を持って発送してください。 -
奨励対象期間内の購入・登録
第1期なら4月1日~9月30日、第2期なら10月1日~2月26日の間に車検証の初度登録年月日が入っている必要があります。 -
黒インクまたは黒ボールペンで記入
消せるペン(フリクション等)は使用不可です。
こんな場合は対象外
- 電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)
- 過去に同一人物・同一法人が受給歴がある場合(個人1台限り、法人年度1台限り)
- 奨励対象期間外に購入・登録した車両
- 申請期限後の申請(消印ではなく必着)
今日やること(CTA)
【今週中】事前チェックリスト
- FCV購入予算を確認(国・県・市の補助金を差し引いた実質負担額を試算)
- 最寄りの水素ステーション(イワタニ橋本水素ステーション等)の場所・営業時間を確認
- トヨタ・ヒュンダイのディーラーに試乗予約(MIRAI・NEXOの実車確認)
- 納車までの期間を確認(第1期申請なら9月30日までに登録完了が必須)
【申請前】ゼロカーボン推進課に電話相談
- 電話: 042-769-8240
- 相談内容:
- 自分のケースが補助対象になるか(個人/法人、新車/中古)
- 必要書類の最新リスト
- 国・県の補助金との併用手続きの流れ
- 抽選方法・当選発表の時期
【申請時】必要書類を揃える
申請書は市公式サイトからダウンロードし、黒インクで丁寧に記入してください。郵送の場合は特定記録郵便または簡易書留で送付し、追跡番号を控えることを推奨します。
関連する補助金・制度
- 住宅用太陽光発電システム導入奨励金: 自宅に太陽光パネルを設置して水素製造に活用する「グリーン水素」の取り組みと組み合わせ可能
- V2H導入奨励金: FCVの電力を家庭で使う「Vehicle to Home」設備導入に最大20万円(併用可能)
- エコカー減税・グリーン化特例: 国土交通省の税制優遇(FCVは100%減税)
まとめ
相模原市の「燃料電池自動車購入奨励金」は、国・県の補助金と併用することで合計191.5万円の補助を受けられる希少な制度です。年間3台限定・抽選制のため、確実に受給したい場合は早期の申請を推奨します。
最重要ポイント:
- 国・県・市を併用すれば合計191.5万円の補助
- 年3台限定(第1期2台、第2期1台)の抽選制
- 申請は購入・登録完了後、期限内【必着】
第1期の申請締切は2026年9月30日ですが、納車までの期間を考慮すると遅くとも6月中に契約する必要があります。FCV購入を検討中の方は、今週中にディーラーに相談することをお勧めします。
最終更新: 2026年7月18日
文字数: 5,234字

分からないところがあったら、遠慮なく聞いてくださいね。
他の記事も読んでみると、見え方がちょっと変わるかも。